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メガマリ2話
書いてみました。
その前にweb拍手レス~

> 想月綺曲集も購入しました。さらにアレンジされた曲、音質が良くなった曲等、製作者の皆様の愛を感じます
> ただループ形式の曲の中でDISC1の21「月時計」から23「U.N.オーエン」の3曲のみ、
> 1ループしか収録されていないのが残念でした。これらのアレンジも良かったので、
> 未収録曲と共にこれらの曲の2ループバージョンを公開して頂けないでしょうか?

おぉぉぉ、ありがとうございます~~~TT
愛が通じるのは、やっぱり一番嬉しいです。感謝感激です。
ディスク1はご指摘の通り収録時間がぎりぎりで、その分を切り詰めて入れてしまったために、そこの曲が1ループになってしまっています。
いやそれでも、マスタやってくれた鳩さんの最大努力で入りきった奇跡なんですが。
……さて、で、その鳩さんにお願いして、2ループ版も用意してもらうことができました~
後で、おまけページにアップしておきますね。

ちなみに、おまけページのアドレスは想月綺曲集のブックレットに書いてありますのでご確認を。
あと、どうやらこちらのミスで長いことアクセスできない状態にあったようなので、それも失礼しました。


> 今回の魔理沙…かなり燃費悪すぎじゃないでしょうか…
> いくらなんでも最低30はきつすぎるんですが…
> 正直大して攻撃力高くないですし

今回のバージョンでは、結構思い切って燃費が悪化してます。
魔理沙=魔力がだだ漏れなんで、ある意味公式に近くなったわけですがバランス的にはどうでしょうか。
後半になると技能で若干燃費は改善されますが、それでも魔理沙だけでの単機突入は難しい感じになっています。
どうしても気になる場合は、香霖堂のお世話になるのもいいんじゃないでしょうか、とか。
それでもまだ厳しかったら……うーん……


さて、それでは
> 続き読みたいです。
という声もいただけたので、ためしに書いてみた続きを投下。
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【MegaMari ~勝手にノベライズ~】
 副題:有賀版メガマリがあったら、やっぱり『にこやかフェイス』を口に放り込んだりするんだろうか
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(前回のお話はこちら

02.咲夜ステージ(2)

 メイドの仕事とは過酷なものである。しばしばその労働の図は、戦場になぞらえられる。調理場を取り仕切るメイドの姿、洗濯物と格闘するメイドの姿、時々刻々と変化する主人の要望に滑らかに応えるメイドの姿。挙げて行けば枚挙に暇はない。だがしかし、本物の戦場に身を投じているメイドと言うのは、それほどの個体数が存在しないだろう。まさに幻想の存在、希少な存在であるとも言える。
 そう考えるならば、今こうしてメイドたちと交戦する好機を与えられた彼女たちと言うのは、幸福な存在であるのかもしれない。メイドたちの組織力と判断力が思った以上に苛烈であったことを除けば、だが。

「第三小隊、右一三〇の廊下から迎撃ルート三四で攻撃しつつ撤退!」
「替えて六から八小隊、黒いのの方を集中砲火! 怯むな、敵は消耗しつつある!」
「……押されてるわよ、魔理沙?」
「ったく、なんで今日はこんなに攻撃が激しいんだ……? まるで、これって……」

 嫌な記憶が魔理沙の脳裏を過ぎる。確か、あの時も異様に激しい攻撃が魔理沙を迎え、そしてその先で出逢ったのではなかっただろうか……館が四九五年ほども秘匿し続けていた『彼女』に。そうして考えると、この攻撃の激しさ。今回もまた、館に何かが起こっている可能性がある。感覚が普通の少女は、〇・五秒ほどでそう結論付けた。そう、この館は、何かを隠している。
 そうこう考えるコンマ五秒の間にも、メイドたちの追撃は激しさを増して行く。一見苛烈なメイドたちの攻撃も、一人一人の武器を見れば精々が一人につき妖弾数発程度。しかし、絶対的な数と組織力でカバーされ、なおかつ集団的に展開される弾幕は、純粋な魔力量で言っても、ある種のスペルカードに匹敵する程度のものがある。そして何より、地の利と言う最大の武器はメイドたちの手の中、である。ここは彼女たちにとって自分の家のようなもの……というか、家そのものである。地の利を制したものが有利となる道理。そもそもの燃費の悪さも相まって、魔理沙の立場は刻一刻と危うくなる。
 その時だった。波に押し出されるようにして館の外部へと追いやられつつあった魔理沙の視界に、不自然な路地のような廊下が映ったのは。狭く続いたその『路地』は、一人が通るのでやっとと言う状態。二人が並んで通るだけの隙間はない。

「このままじゃ不利だぜ! アリス、こっちだ!」
「そっち? 何があるのよ?」
「わからん!」

 追撃から逃れつつ、魔理沙はその『路地』へと逃げ込む。深い考えがあったと言うわけではない。単に追いやられるままになるのが嫌なだけ、であったのだが。……だが、結果としてその行動は彼女たちの『逃走経路』を与えることとなった。狭く、まっすぐ伸びた路地……それは、挟撃の危険性こそあれ、敵の方向を一方に絞ることに役立ったからだ。
 二人がその路地に逃げ込んで、数分後――

「……追ってこなくなったぜ、私の読み通りだな」
「本当かしら……」

 メイドたちは、追撃を諦めざるを得なくなったらしい。元々、一対一の戦いでは魔理沙とアリスの方が圧倒的に有利である。必然的に空間を使えなくなってしまう路地へと逃げ込まれた時点で、メイドたちの勝利は消えたも同然だったのである。
 だが、魔理沙とアリスにとっても、この路地を戻ることはできない。戻れば再び、待ち構えたメイドたちの集中砲火を受けることになる。今の彼女たちには、進むことしかできない。そして進むにつれ、徐々に廊下であったそれは通路となり、溝となり、挙句の果てには薄暗い、ただの空間となって行った。代わりといっては何なのだが、周囲からは歯車の回る音や、何かの機械のような音が響いてくる。

「どうやら、時計塔の奥に迷い込んだみたいね……」
「あのメイド長、どう言う趣味をしたらこんな場所に繋がるって言うんだ?」
「さぁ……あ、魔理沙、そこの先、歩いてったら潰されるわよ?」
「助かるぜ。さすがにこれだけ暗いと、私にはよく見えないし……」

 アリスが言ったのは、時計塔の中にしれっと設置されたトラップのことである。ただでさえ薄暗く、普通の人間には先が見通しにくく、もっと言えば足場も悪い時計塔の内部である。妖怪であるだけ夜目の効くアリスが、魔理沙に回避指示を飛ばしている、と言うわけだ。しかし、それとて二人とも少ない足場とはしごを飛び移りながら昇ったり降りたりの運動を行いながらである。あちこちに設置された歯車動力のプレストラップを、よりによって自分以外の面倒まで見るのは非常に面倒で、厄介でもある。アリスがそろそろトラップ地帯にも飽き始め、その脳裏に、ネズミ捕りにかかった魔理沙の姿が幻視され始めた頃……進行方向の一筋の光が目に付いた。
 月の光。館の内部、長く続いた迷路の終点を意味している。さしもの魔理沙も、アリスにも、安堵の表情が浮かぶ。終わりの見えない暗闇を歩き続けることは、人間にとっても妖怪にとっても、想像以上の精神力を消耗させる。どちらからとも知れず、思わずため息が漏れ出した。

「……やれやれ……」
「で、どうするの? 図書館は結局見つからずじまいだけど……」
「こんな状況じゃ探すに探せないぜ。悔しいが、一旦外に出るしかないんじゃないか……?」
「まぁ、それがいいでしょうね……まったく、酷い目に遭ったわよ……」
「……あら、残念ね」

 折角の安堵の表情。それも、一瞬で凍りつくこととなった。

「本当に残念ね……間違いじゃないかしら、それ」

 暗闇に慣れすぎて、眩しくすらある月光の先。
 時計塔の文字盤の上、尖塔の先に風の撫でるままに身を任せる少女の影絵。

「酷い目に遭うのは、これからなんじゃないかと思うのよ」

 ―十六夜 咲夜―
 館の実質的な支配者にして、時と空間すらも統べる、紅き館のメイド長。
 そして、その姿を呆然と見つめる、二人の少女。

 凍りついたかのように静まり返った、刹那の情景。
 月色の光を照り返す銀の髪と刃だけが、その意思を雄弁に語っていた。

To Be Continued...
(続けないと中途半端だけど、行けるかなぁ……?)


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【2006/06/26 23:59】 | web拍手レス | トラックバック(0) | コメント(2)
<<あと一ヶ月 | ホーム | Q:オレンジが硬すぎます>>
コメント
>にこやかフェイスを口に
それは池原版ではありませんでしょうか。
【2006/07/01 22:15】 URL | HIKAWASAN #Kv5Nnhbc[ 編集]
>HIKAWASANさん
ぎゃー、間違ったー?!
記憶を頼りに書いたのが大間違いだったかな……精進しますorz
【2006/07/12 22:40】 URL | KOR #-[ 編集]
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同人サークル『時遊戯画』の日記代わりのブログです。 主に創作した作品の発表・お知らせや日々のよしなしごとなど。

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漂流いかだ(KOR)

Author:漂流いかだ(KOR)
同人サークル「時遊戯画」主宰。
東方シリーズの二次創作を舞台に活動中。
SSとか音とか絵とか中途半端に節操なく。

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